投稿者「ono」のアーカイブ

一目惚れの形は、今も心を満たす

― デザインと記憶の関係 ― キッチンの片隅に佇む、黒く艶やかなフォルム。 ネスカフェ ドルチェグスト「エスペルタ」。 その姿を初めて見たとき、私は迷うことなく購入を決めた。機能ではなく、形に惹かれたのだ。 形に宿る感情… 続きを読む »

「名探偵にさよならを」──記憶と推理の果てにあるもの

小西マサテルさんの『名探偵にさよならを』を読了しました。シリーズ三部作の完結編にふさわしく、静かで深い余韻が残る一冊でした。 物語の中心にいるのは、認知症を患いながらも推理を続ける祖父と、その孫・楓。彼らが紡ぐ謎解きは、… 続きを読む »

「名探偵じゃなくても」──老いと記憶の中に宿る、静かな推理の力

小西マサテル著『名探偵じゃなくても』は、認知症を患う祖父が、鋭い観察力と人間理解で事件の真相に迫る、静かな余韻を残すミステリーです。 タイトルにある「名探偵じゃなくても」という言葉は、単なる謙遜ではなく、“誰にでも見える… 続きを読む »

「勧善懲悪でスキッと、人情噺でほろっと」──時代小説の醍醐味を味わう一冊

史実に忠実な歴史小説も良いけれど、時代小説を読むならやっぱり、 悪は懲らしめられ、善が報われる「勧善懲悪」でスカッとしたい。 そして、登場人物の哀しみや優しさに触れて、ほろっと涙する人情噺が欲しい。 文章は軽快で読みやす… 続きを読む »