🐶『大富豪同心 21 お犬大明神』レビュー:美鈴の嫉妬がかわいすぎる!卯之吉、今度は犬に夢中?

投稿者: | 2025年10月9日

江戸の町を舞台に、奇想天外な同心・卯之吉が活躍する『大富豪同心』シリーズ。ついに21巻に突入した今作『お犬大明神』は、これまでとはひと味違う展開が待っています。

🏠 吉原から役宅へ——舞台が変われば空気も変わる

これまでの巻では、卯之吉が吉原に通い詰める姿が印象的でしたが、今回はなんと吉原通いゼロ。代わりに登場するのが、大型犬・小房丸。卯之吉が掘割で溺れていた犬を救い、役宅に連れ帰ったことから物語が動き出します。

卯之吉は犬に夢中になりすぎて、ついには「お犬掛同心」を名乗る始末。江戸の町を犬神輿で練り歩くなど、相変わらずの悪ノリぶりですが、どこか憎めないのが彼の魅力です。

💕 美鈴の嫉妬がかわいすぎる件

今回の見どころのひとつが、美鈴の“嫉妬”。卯之吉が小房丸にばかり構うものだから、美鈴は頬をぷくっと膨らませて不満顔。これが何度も描かれることで、彼女のかわいらしさが際立ちます。

  • 「犬に嫉妬するヒロイン」という構図が新鮮
  • 美鈴の家庭的な一面が垣間見える
  • 卯之吉の天然ぶりとの対比が絶妙

吉原での艶やかな姿とは違い、今回は“家の中の美鈴”が描かれていて、読者としては彼女により親しみを感じるはずです。

🐾 小房丸の存在感と事件解決

小房丸はただの犬ではありません。卯之吉の相棒として、盗賊の捕縛や将軍の愛犬失踪事件の解決にまで関わる大活躍ぶり。犬が事件を動かすという展開は、シリーズの中でも異色でありながら、痛快さは健在です。

📚 気軽に読めるのに、しっかり面白い

21巻まで続いてもなお、気軽に読めるテンポとユーモアは健在。江戸の風俗や制度についての豆知識もさりげなく盛り込まれていて、読後にはちょっとした学びも残ります。

今回の『お犬大明神』は、卯之吉の奇行に笑い、美鈴の嫉妬にキュンとし、小房丸の活躍に拍手したくなる一冊。シリーズファンはもちろん、初めて読む方にもおすすめです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です