「高齢者施設」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?静かで穏やかな日々?それとも、少し閉ざされた空間?
そんな先入観を軽やかに覆してくれるのが、Netflixで配信されている英国発のミステリードラマ『木曜殺人クラブ』です。原作は、同名の小説。
舞台は「クーパーズ・チェイス」という高齢者向けの施設。そこでは、元警察官、元スパイ、元看護師など、個性豊かな住人たちが毎週木曜日に未解決事件を持ち寄り、謎解きに挑みます。
彼らのやり取りはユーモアに満ち、時に鋭く、時に温かく、視聴者に「年齢を重ねることの豊かさ」を教えてくれます。
このドラマが魅力的なのは、施設が「余生を過ごす場所」ではなく、「新たな物語が始まる場所」として描かれている点です。好奇心、友情、そしてちょっとしたスリルが、人生の後半にも確かに存在することを教えてくれます。
一方で、日本の高齢者施設はどうでしょうか。認知症対応型のグループホームや医療体制の整った介護施設など、選択肢は増えつつあります。英国のような共同生活型の施設も少しずつ広がっていますが、制度や文化の違いから、まだ発展途上といえるかもしれません。
『木曜殺人クラブ』を観たことで、「施設=終着点」という固定観念がほぐれました。むしろ、そこには新しい人間関係や日常のドラマがあり、人生の第2章が始まっているのだと感じます。
もしあなたが、家族の介護や将来の暮らしについて考えるタイミングにいるなら、このドラマはきっと新しい視点を与えてくれるはずです。
ミステリーを楽しみながら、敬老の日の今日、見るといいかな?
人生の可能性を見つめ直してみませんか?