読書」カテゴリーアーカイブ

読書、本について

名探偵のままでいて──老いと希望をめぐる物語

最近読んだ小説『名探偵のままでいて』(小西マサテル著)は、ミステリーでありながら、私にとっては“老い”と“希望”を考えるきっかけとなる一冊だった。 物語の主人公は、レビー小体型認知症を患う祖父と、その孫娘で小学校教師の楓… 続きを読む »

🧠信頼のグラデーション──『シリアス・グレー』に見る心理連携の妙

『脳科学捜査官 真田夏希 シリアス・グレー』はシリーズ第16作目。警察小説において「信頼」は、単なる人間関係の潤滑油ではない。命を預け合う現場では、それは時に「生存戦略」であり、「真実への鍵」となる。鳴神響一の『脳科学捜… 続きを読む »

『珈琲屋の人々』を読んで 〜静かな時間の中で見つけたもの〜

日々の喧騒から少し離れて、静かな時間を過ごしたいと思ったときに出会ったのが、池永陽さんの『珈琲屋の人々』でした。タイトルの通り、物語は小さな珈琲屋を舞台に、そこに訪れる人々の人生の断片が描かれています。 この作品には、派… 続きを読む »

知識ゼロでも読める!『幻庵』が囲碁の世界を教えてくれた

【読書感想】囲碁を知らない私が『幻庵』に夢中になった理由 百田尚樹さんの『幻庵』を読み終えました。正直に言うと、私は囲碁のルールすら知りません。黒と白の石を交互に置くゲーム、という程度の知識しかありませんでした。そんな私… 続きを読む »

― 百田尚樹『モンゴル人の物語2』を読んで ―

🏇 モンゴル帝国の西方遠征を描く壮大な叙事詩 歴史の中で、これほどまでに広大な領土を築いた人物がいただろうか。チンギス・ハン――その名は、征服者としてだけでなく、国家の創造者としても語り継がれている。 百田尚樹氏の『モン… 続きを読む »