『剣客商売 十二 十番斬り』は、池波正太郎による人気時代小説シリーズの第十二巻で、秋山小兵衛とその息子・大治郎が活躍する全七編を収録した作品です。表題作「十番斬り」では、病に冒された中年剣客・村松太九蔵が、世話になった村に巣くう無頼浪人たちを一掃するため、命を賭けて剣を振るいます。彼の助太刀として小兵衛が登場し、藤原国助作の名刀が冴え渡る場面は圧巻です。
📚 収録作品一覧
- 白い猫
- 密通浪人
- 浮寝鳥
- 十番斬り
- 同門の酒
- 逃げる人
- 罪ほろぼし
それぞれの短編が人情、因縁、剣の美学を描いており、特に「白い猫」では小兵衛の亡妻への情愛が、「罪ほろぼし」では辻斬り事件の余波が描かれ、シリーズファンにはたまらない深みがあります。
大阪に住んでいた30年以上もまえのことですが、時代小説を好んで読んでいました。そして、剣客商売シリーズは、本はすでに出ていたのですが、新書で高かった(当時の自分にとっては)ので、まとめ買いすることもなく、ニュートラム・地下鉄を使って毎週住んでいた南港から難波まで買いに行ってました。今思うとまとめ買いした方がよいのではないか?と思うけど。金がなかったのですねぇ。
それから新書から文庫本、電子書籍へと何冊も買い替えながらシリーズを振り返っています。読んだ後のすっきりする感じが大好きです。